2008/04/17に、
中国産尿素の関税が35%から135%になるといううわさ...ということを書きましたが、
その通り、2008年4月20日〜9月30日という時限措置であるが、
中国の化学肥料関係の
関税が100%プラスになりました。
で、今日の記事。
JA全農、化学肥料の卸売価格を平均6割値上げ>全国農業協同組合連合会(JA
全農)は27日、
>2008年度(7月〜09年6月)の主要な化学肥料の卸売価格を、
>
約12〜112%引き上げると発表した。
>全12品目の
加重平均すると約6割程度の上げ幅になる。
とのこと.....
前回、尿素について書きましたが、
財務省の貿易統計で、輸入尿素の価格推移を調べてみました。
財務省貿易統計(検索ページ)

今月(08年5月)、キましたね.....
50円前後がいきなり70円台!スポットでは、100〜120円/kgになるとかならないとか...
国別での日本の輸入価格は、
韓国:70.02円/kg
中国:65.04円/kg
マレーシア:74.33円/kg
マレーシア品、高くね!!??
中国品が一番高いのかと思ってたんで、意外でした。
国別での日本の輸入量は、
輸入量割合
韓国:0.2%
中国:43.3%
マレーシア:56.4%
ざっくり、中国とマレーシアから半々ですかね(あくまで08年5月分)。
あまり詳しくはないですが、
ナフサやLNG(液化天然ガス)から、
アンモニウムが作られて、それから尿素が作られる。
ってことで、輸入ナフサと輸入LNGも調べてみました。

表中の1バレルとか無視ね。

いやぁ、着々と上がってますね...
基本的には、中国の時限
関税措置は、
アメリカが
バイオ燃料を増産することに原因があると思います。
バイオ燃料用にとうもろこしとかを増産しますよね。
農作物を増産するためには、肥料がたくさん必要になります。
アメリカは中国から化学肥料をたくさん輸入したんですね。
今年の初めに、昨年実績以上に中国から輸入したそうです。
で、このままのペースで化学肥料を中国からアメリカに輸出したら、
中国で必要な分が確保できない。
ってなわけで、この
関税措置ですわ。
あいかわらずブッシュ政権は
バイオ燃料増産に躍起です。
ヨーロッパ等で、とうもろこし等以外、
「
直接食べ物になるもの以外からバイオ燃料を作るべきだ」、
とか言ってますが、
確かに、その措置で食べ物は確保できるかもしれませんが、
食べ物になるもの以外の植物も、
計画的に大量に、しかも増産して収穫しようとしたら、
肥料は相変わらずひっぱりだこです。
肥料は今後も値上がりするでしょう。
で、肥料が上がれば、それが原因で食料価格が上がる。
んなわけで、中国のこの時限
関税措置、ほんとに9月までか疑問です...
しかも中国だし.....
リン酸系は、10月以降も高い
関税がかかるのでは、
ってうわさも耳にします....
全農の今回の値上げ措置も、しょうがないし、
むしろ、今後、もっと上がるかも....
記載した表やグラフは財務省の通関統計から個人的に検索した数値です。
もしかしたら、数値の間違いとかあるかもしれないんで、
気になる人は、自分で検索してみて下さい。
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